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【お知らせ 2019年4月30日】
知財検定1級合格マニュアル(特許専門業務) の2019年版のご注文受付は、5月下旬頃の開始予定です。
※ 第33回 知的財産管理技能検定 は、2019年7月21日(日)に実施される予定です。
コンテンツ専門業務の学科試験と、ブランド専門業務の実技試験が行われます。
※ 第32回 知的財産管理技能検定 は、2019年3月3日(日)に実施されました。
特許専門業務の実技試験と、ブランド専門業務の学科試験が行われました。
※ 第31回 知的財産管理技能検定 は、2018年11月18日(日)に実施されました。
特許専門業務の学科試験と、コンテンツ専門業務の実技試験が行われました。
出題範囲の変更について
知的財産管理技能検定1級とは?
どのような人たちが1級の受験をしているか?
どのような人たちが1級の 受験の資格 を有するか?
どのような人たちが1級に合格しているか?
何の目的で知財検定1級を受験しているか?
1級の試験範囲・出題範囲は、どのようなものか?
1級は、どれくらいの 難易度 なのか?
1級の合格までに、どれだけの 勉強時間 が必要なのか?
1級に合格するまでに、どれだけの 費用 がかかるか?
1級に挑戦する前に 2級を取得しておくべきか?
知財検定2級取得後に1級に合格された方
知財検定3級から始めて1級に合格された方
1級に合格すると、何かいいことはあるのか?
1級合格に求められるスキルとは、結局のところ何なのか?
企業の知財人材育成において、1級受験の推奨は有用か?
知的財産管理技能検定は、いつ、どこで受験できるのか?
知的財産推進計画と知的財産管理技能検定
知財人材スキル標準と知的財産管理技能検定
1級 特許専門業務テキスト について
1級 コンテンツ専門業務 テキスト について
1級 ブランド専門業務 テキストについて
1級 実技試験
1級 試験対策講座
1級 キーワード リンク集

※知的財産管理技能検定1級合格のために
知的財産管理技能検定1級の合格率
知的財産管理技能検定1級の実技試験(合格率・勉強方法・口頭試問)について
出題範囲の変更について
2018年(平成30年)7月8日に行われる「第30回試験」から、出題範囲が変更になるということです。
共通分野では、民事保全法や民事執行法が追加されました。しかしながら、すでにこれまでも頻繁に出題されています。
1級コンテンツ専門業務に関しては、例えばWIPO実演・レコード条約、視聴覚的実演に関する北京条約、金融商品取引法などが追加となりました。
概ね、すでに過去問で出題実績があり、合格マニュアルでもカバーしてきた事項です。
1級特許専門業務に関しては、例えば IPランドスケープ 、特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律などが追加となりました。
第30回知財検定試験では、1級の試験としては、コンテンツ専門業務の学科試験とブランド専門業務の実技試験が行われます。
合格マニュアルの2018年版では、新試験範囲に対応いたします。
なお、2018年版の予定ですが、コンテンツ専門業務用は1月末頃、特許専門業務用は3月末頃の発売開始予定です。(ブランド専門業務用合格マニュアルは制作しておりません)
※「試験科目及びその範囲並びにその細目」の変更(知的財産教育協会)
※試験科目及びその範囲並びにその細則 新旧対照表 (知的財産教育協会より)
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知的財産管理技能検定1級とは?
知的財産管理技能検定1級は、知的財産管理技能検定の最高峰に位置付けられる国家試験(国家検定)です。
1級につきましては当初は、「特許専門業務」の試験のみが実施されてきました。
第7回学科試験(2010年11月14日実施)からはコンテンツビジネスの法務関連の資格として、知財検定1級 コンテンツ専門業務 が加わりました。
また、第17回学科試験(2014年3月9日)からは、「ブランド専門業務」も行われることになりました。
特許専門業務の出題範囲は、特許法や実用新案法などです。
コンテンツ専門業務の出題範囲は、著作権法などです。
ブランド専門業務の出題範囲は、商標法や意匠法などです。
試験は1級~3級それぞれについて学科試験と実技試験が実施され、学科試験および実技試験の両方を合格すると「技能士」と称することができます(名称独占資格)。

つまり、例えば1級(特許専門業務)の学科試験・実技試験に合格しますと、厚生労働大臣より合格証書が授与され、「一級知的財産管理技能士(特許専門業務)」と名乗ることができます。ただし、特許専門業務、コンテンツ専門業務、ブランド専門業務のどれか1つで1級の合格者になれば、合格した以外の専門業務の学科試験は免除されることになっています。
特に「1級」ということではありませんが、2016年5月に公表された「知的財産推進計画2016」において、知的財産管理技能検定の資格取得が推奨されています。例えば、「知的財産に関する国民の理解の向上を図るため、啓発活動を推進するとともに、例えば知的財産管理技能検定等、知財関連資格の取得を推奨する。(P27)」、「地域中小企業及びその支援者の知財意識を高めることにより知的財産への適切な取組を促すため、知的財産管理技能士資格の取得を奨励する。(P30)」のように推奨されています。
なお、知的財産管理技能検定試験は、知的財産教育協会様が2004年より実施してきた前身(民間資格)の 「知的財産検定」 から移行したもので、2008年7月に国家検定(国家試験)として第1回めとなる検定試験が実施されました。このため、略して
「知財検定」 などとも呼ばれています。
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<知財経営研究社の出版事業>
どのような人たちが1級の受験をしているか?
知的財産教育協会様が実施し、公開したアンケート結果によれば、大企業における知財部門の方の受験が最も多いであろうことが伺えます。次いで企業の研究開発部門の方、弁理士事務所勤務の方、というような傾向です。同協会からは、受検申込者数の多い企業100社/大学・大学院100校といったデータが公表されています。
なお筆者の知る限り、知財管理部門に所属されている方であれば 知財検定2級 は特別なものではなく、2級取得で十分に満足されている方はあまりおられないようですが、2級の合格者の方が1級を目指す比率というものはあまり高くはないようです。
知財部門・知財業界の中で自分をアピールするためのツールとしては、2級ではインパクトに欠けるとは認識しつつも、1級はやはりそれなりに高いハードルになっているようですし、2級の次は弁理士を目指すという方もおられるようです。(率直なところ、2級を取得しているというだけでは知財業界への就職・転職においてさほどの優位性があるとは思えません。経験や実績が重視されるのだろうと思います。)
特許専門業務に関しては、技術に立脚する企業の知的財産部門、研究・開発部門、法務部門の方や、弁理士の方または弁理士試験に向けた勉強をしている方が多く受験されているようです。
コンテンツ専門業務に関しては、コンテンツビジネス業界(テレビ局、エンターテインメント業界、出版業界の方など)でお仕事をされている方が多く受験されているようです。
弊社の「合格マニュアル」は、主要なテレビ局、新聞社にお勤めの方にも多くご利用頂いております。
弊社の「合格マニュアル」のご利用者からお寄せ頂くメッセージは、弁理士の方から頂くことも少なくありません。合格を果たされた際に、「実は弁理士です」という具合に教えて頂けることがあります。ごくまれに、弁護士の方かたもそうしたメッセージを頂くことがあります。
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どのような人たちが1級の受験資格を有するか?
知財検定1級の受験資格につきましては、知的財産教育協会様の定める規定がありますので、そちらをご参照下さい。また、知的財産管理技能検定の体系図も参考になります。
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どのような人たちが1級に合格しているか?
知的財産教育協会様が過去に実施したアンケート結果(以前は公開されていました)によれば、知財部門の方、弁理士事務所勤務の方、が大半を占めています。
また、このアンケートでは合格者の100%が「弁理士学習経験者」となっています。筆者は弁理士試験の受験経験なく合格しましたが、教材としては弁理士試験教材は用いましたので、筆者もここでいう「弁理士学習経験者」に該当するのかも知れません。
知財経営研究社には、知財検定1級に合格された方からメッセージを頂戴していますが、特許専門業務では弁理士の方が、コンテンツ専門業務では弁護士の方が少なからずおられます。
ただし、知的財産管理技能検定3級から始めて1級を取得された方も多くおられるようです。
合格された方の学習方法、合格するための学習方法等につきましては、次のページを参照して下さい。
※知財検定 1級 合格 のために何をすべきか?
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何の目的で知財検定1級を受験しているか?
これにつきましてはアンケート結果等のまとまったデータがありませんが、自己の「スキルアップ」のため、すなわち現在または将来の自分の仕事・業務に役立てようというのが最も多いのが通常であると考えます。
時代を反映して将来の不確実性に備えるため、という方もおられるでしょう。
また、知財業界は人材の流動性が比較的高い(ある企業での経験が、他の企業等でも通用しやすい?)業界ということもあって、知財部門におられる方にとっては将来訪れるかも知れない転職等の機会も視野に入れて、自己のスキルパスを広げておくために弁理士資格を筆頭に、何らかの確かな
「有資格者」でありたい、という方もおられるのではないでしょうか。
知的財産管理技能検定に限らず、資格を取得することの意味・意義はひとそれぞれです。
資格をとっただけで何かいいことが他人から与えられるものではありません。
資格を取得した後にどのようにそれを活用するか、ということも大切かも知れませんが、資格を取得することを1つの目標として、自身のスキルアップを図るということもあるでしょう。
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1級の試験範囲・出題範囲は、どのようなものか?
知的財産教育協会より、 知財検定1級の過去問題(学科試験・実技試験)が公開されていますので、それをご覧頂ければおおよその試験の傾向が把握できるはずです。
※知財検定1級の過去問レビュー(特許専門業務)
知財検定1級の過去問レビュー(コンテンツ専門業務)
ただし、合格マニュアルのユーザー様であれば、試験範囲をご自身で気にされる必要はないと思います。
合格マニュアルが、過去に出題された事項やその関連事項と、今後出題されうる事項を幅広くカバーしてるためです。
ご参考までに、「合格者の声」(特許専門業務)にメッセージをお寄せ頂きました方からは、次のようなものがございます。
”御社のマニュアルを完璧にこなしていれば受かると確信していたので勉強はこのマニュアルしかやっていません。出題されている内容が満遍なく網羅されているので素晴らしい教材だと思っています。”
「合格者の声」(コンテンツ専門業務)にメッセージをお寄せ頂きました方からは、次のようなものがございます。
”出題範囲が広くどこから手をつけたらよいのか悩ましい試験と思っていましたが、マニュアルをざっと一読したところ、「これさえやり通せばなんとかなりそうだ」という気持ちになることができました。”
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1級は、どれくらいの難易度なのか?
知的財産教育協会様が公表している過去の知的財産管理技能検定1級学科試験のデータから合格率を計算しますと、5.4%~18.8%(特許専門業務)、6.7%~17.3%(コンテンツ専門業務)、6.2%~19.8%(ブランド専門業務)となっています。単純に平均しますと合格率では10%程度の難易度の試験です。

実技試験は多くの方が合格しており、1級は実質的に学科試験に受かるかどうかで合否が決まるということができるようです。
もちろん、実技試験が簡単で易しい試験ということではありません。
1級学科試験の合格基準は正答率が80%以上とされています。
知的財産教育協会様から詳細な発表はありませんが、得点調整(加点)した回もあるようですので、1級学科試験の合格基準は実質的に上位10%程度に入ることだといえると考えます。合格率だけからみますと、かなりの難関であるということができます。
試験問題が非公開だったころは、主催者側による合格率の調整は行い易かったかも知れません。
しかし最近は試験問題・正答とも公表されるようになりましたので、合格率の調整は難しくなり、バラツキが大きくなりました。
ちなみに、得点調整を実施したかどうかにつきましては以前は協会から公表されることもありましたが、最近は公表されません。方式は傾斜配点のようなものか、分かりませんが、公表が行われた際の方式は、統計的に得点上位層であってもカンでしか解答できなかったであろう問題に関して手当するような方式を採用していたと思います。
前述のとおり、知的財産教育協会様より 1級の試験問題(過去問)(学科試験・実技試験)が公開されるようになりました。情報が少ないことによる1級試験対策の難しさは、少しずつ解消される方向にあるといえます。
ただし、試験範囲がとても広く、相当に努力をしなければ合格点に達することが難しい試験であることには変わりがありません。
なお、知的財産管理技能検定1級では英語の特許請求項、英文契約書の問題が出題される場合があります。この点は弁理士試験とは異なる点の1つといえるかも知れません。あまり恐れる必要はありませんが。
※知的財産管理技能検定1級の合格率
合格点(合格基準)
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<知財経営研究社の出版事業>
1級の合格までに、どれだけの勉強時間が必要なのか?
根拠となるデータがありませんので、あくまでも筆者の感覚的な見解となります。
1級受験者資格をようやく手に入れた程度の実務経験を持ち、弁理士試験の学習経験がなく、2級の合格を果たした標準的な方、すなわち学習開始時点ではまだ1級試験に全く歯が立たないレベルの方を想定して、1級学科試験の合格レベルに到達するまでの学習所要時間は、ある程度効率的に学習を進められた方であれば当社の【合格マニュアル】を使用しない場合を想定しますとおおよそ400時間程度が1つの目安ではないでしょうか。
勉強期間については、知的財産管理技能検定2級の平均的な方であれば4ケ月ほどは欲しいところだと思います。
合格マニュアルユーザーの中には、1週間程度の勉強で合格できたという方もおられますが、すでに相当に準備をされていたためと考えられます。こうした事例にあやかろうとすることはお勧めしません。
実際に合格を果たせるかどうかは運・不運の要因もありますので、あくまでも「合格レベルに到達するまでの学習時間」、という見方をしております。ただし、学習方法によってははるかに多くの時間がかかる場合もあるでしょう。
業務を通じての知識の習得や企業が与える研修・セミナー受講の機会などとの切り分けができるわけでもありませんので、あくまでも非常に大雑把なものとして、です。
知的財産管理技能検定のとりわけ1級では少しでも短期間・短時間で合格したいという思いが働くために勉強方法に迷いが生じてしまう場合があります。
こうしたことでタイムロスをしないようにしたいものです。
なお、当社の【合格マニュアル】では合格レベルに到達するまでの勉強時間が極力少なくて済むようにすることを大きなテーマとしております。目安として、前述の方が合格マニュアルをご利用されたとして、200時間程度で合格レベルに到達できるようになるのではないかと考えます。
合格のご連絡を頂いた方の中には、わずかな学習量で合格を果たされたという方もおられますが、筆者はそういうタイプではありませんでした。何度も何度も反復学習を行ってようやく、知識事項の記憶が安定したものになりました。「200時間」というのもそういう方をイメージしたものです。
「合格者の声」(特許専門業務)にメッセージをお寄せ頂きました方からは、次のようなものがございます。
”貴社によれば、目安として「1級は、2級合格後の200時間程度の勉強で合格可能」とのことでしたが、それを私が実証できました。”
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1級に合格するまでに、どれだけの 費用 がかかるか(受験料など)?
一般的に難関といわれる資格試験の合格のためには、少なからず費用がかかります。
知的財産教育協会様によれば、知的財産管理技能検定1級学科試験の受験料(検定料)は8,900円、実技試験の受験料(検定料)は23,000円です。
受験の料金だけで最低でも合計3万円強はかかることになります。
1級学科試験の試験範囲をカバーするための教材を弁理士教材を含めて、一般書籍に求めた場合、特許専門業務の場合では書籍代金として4万円程度、コンテンツ専門業務の場合では2万円程度の支出は必要となるのではないでしょうか。
もちろん、社員教育に熱心な企業内におられるなど好環境におられる方ははるかに少額で済むかも知れません。
筆者の周辺でも、1級受験料が会社持ち、かつて試験直前期に行われていた、知的財産教育協会様認定の知的財産管理技能検定1級対策講座(セミナー)の受講料も会社で援助、という方がおられてとても羨ましく感じたものです。
教材集めは、工夫をしないと膨大な量になり、結果として自分の学習意欲を下げてしまうものにもなりかねません。
これでは費用対効果もあったものではない、ということです。
当社【合格マニュアル】及び、それをご購入頂いた方へのフォローアップ情報として、購入すべき一般書籍は重要かつ実効性のあるものに限定した形で推奨しております。
1級に初めて挑戦される方にとりましては、【合格マニュアル】を学習の初期段階から参考にして頂くことにより、ご利用されない場合と比較して、合格までにかかる総費用を低減することができるのではないかと考えております。
知的財産管理技能検定1級試験に挑戦するに際しては、ご自身なりの「予算」を決めて取り組まれるのがいいのではないかと思います。潤沢に予算を割ける方であれば、試験対策講座(セミナー)等が開催されるのであれば参加をご検討されてもよいと思います。
ただし、試験から近い時期に行われるセミナーで、「知らないことばかりで有用だった」ということになれば、学習の進捗が悪く、そのままではその回での合格が難しい状況になっていることだともいえます。
試験対策セミナーは、「ほぼ習得したことばかりであることを確認しにいく」、というようなスタンスでご参加されるとよいと思います。
仮に試験主催者(知的財産研究教育財団様)が「公認」するものであっても、次回の出題内容をセミナー参加者に特別にリークしてくれるようなものではないのです。過去問がベースになっているはずです。
※知的財産管理技能検定の受験料
受験資格
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1級に挑戦する前に 2級を取得しておくべきか?
知的財産技能検定1級の受験資格として、①知的財産に関する業務について4年以上の実務経験を有する者、②2級技能検定の合格者で、知的財産に関する業務について1年以上の実務経験を有する者、などの条件があります。
従いまして、知財検定2級の合格者でなくとも多くの知財実務経験者にはすでに1級の受験資格があることになります。
その中で、弁理士試験の学習経験がある方であれば、初めから1級に挑戦することに対して抵抗感がないかも知れません。
しかし、資格・検定試験なるものの学習経験がない方であれば、初めから1級に挑戦することは敷居の高いことであるかも知れません。
資格試験なるものの学習に対して、自分がどの程度の学習量で、どの程度の得点力を向上させることができるのかについてのペース感覚に乏しいと思われるからです。
1級の受験資格がある方であっても、弁理士試験等の学習経験の乏しい方であれば、いきなり1級を目指すよりも、まずは2級を取得することによってある程度の知識と学習ペース感覚を身につけてから1級に挑戦する、ということも1つの方法だと考えます。また、実際には知財検定2級をスキップして1級に挑戦するものの、2級の教材も並行して学習する、という方法も考えられます。
なお、これは2級取得にも同じことがいえるかも知れません。
いきなり2級を目指すことに自身がなければ、3級から始めればいいと思います。
合格マニュアルの「合格者の声」にメッセージをお寄せ頂きました方も、知的財産管理技能検定3級から始めたという方もおられます。
いずれにしても、1級の難易度は、専門教材が豊富な2級とは格段の違いがあることは認識しておくべきと考えます。
余談ですが、筆者がこれまでに名刺交換した方の中には、「知的財産管理技能士」であると表記したものもいくつかありました。
級を省略しておられる方は、二級か三級か、というものでした。一級であれば、堂々と「一級知的財産管理技能士」と表記できると思います。
なお、実務的には2級の内容が1級よりも遭遇する機会が多いと感じます。1級試験は、難易度を保つため、どうしても「落とすための試験」というものになってしまいます。
企業における知財人材の育成としては、まずは2級を推奨し、2級合格者には1級または弁理士を目指すことを推奨するものであるといいと思います。
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<知財経営研究社の出版事業>
知財検定2級取得後に1級に合格された方
合格マニュアルのユーザーの方からは、「合格者の声」に、2級を取得してから1級に合格したというメッセージも寄せて頂いております。例えば次のようなものです。
「2級は学科・実技同時受検で1回で合格できましたが、1級は数年かかっての学科合格となりました。」(特許専門業務)
「当初、知財2級程度の知識しかなく、実務経験も無い状態から4ケ月の学習で合格できました。」(特許専門業務)
「2級合格後、1級の受験に向けて勉強を始めましたが、過去問の範囲、及び難易度をみても、2級とはかなりの開きがあり、当初は戸惑うこともありました。」(特許専門業務)
「3月に知財検定2級を合格した後、コンテンツ1級の勉強に取り掛かかったのですが学科試験まで約4カ月。勉強方法をネットで探してみたところ「合格マニュアル」を見つけました。」(コンテンツ専門業務)
「知的財産管理技能検定1級 については、2級までとは大きく異なり教材がほとんどありません。・・(中略)・・試験の2カ月ほど前までは、暗中模索が続き、試験勉強自体が大変つらいものでした。半ばあきらめかけていましたが、ネットサーフィン中に偶然、合格マニュアルがあることを知り購入いたしました。 合格マニュアルは、合格に必要な知識を効率的に網羅的にまとめられている点が本当に優れていると思います。」(コンテンツ専門業務)
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知財検定3級から始めて1級に合格された方
合格マニュアルのユーザーの方からは、「合格者の声」に、3級から始めて1級に合格したというメッセージも寄せて頂いております。例えば次のようなものです。
「特許ド素人だった1年前の春から3級の勉強を始めて1年半程度でここまで来れたのは、御社の合格マニュアルに出会えたからだと思います。本当にありがとうございました。」(特許専門業務)
「2年前に3級と2級に合格し、1級は3回目のチャレンジでようやく合格できました。」(特許専門業務)
「今回(1級に合格した)の私の勉強スタイルですがこれまでの3級・2級と同じようなスタイルです。」(コンテンツ専門業務)
初心者ではあるがいずれは1級を目指す、という方であれば、3級は飛ばして2級から受験されるということでもいいと思います。
なお、合格マニュアルでは、2級レベルの事項につきましては積極的にはカバーしておりません。
2級レベルまでであれば、豊富で安価な市販教材を活用して勉強できるためです。
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1級に合格すると、何かいいこと(資格取得のメリット)はあるのか?
知財検定1級の試験に合格しますと、厚生労働省より国家資格「一級知的財産管理技能士」であることの証明書が発行されます。どのような資格であっても、それを活かすかどうかはご本人次第であると考えます。
企業に勤務されている方にとっては、「1級知的財産管理技能士」がご自身のスキルを客観的にアピールするためのツールとして役立てることができるかも知れません。
転職等を視野に入れておられる方にとっては1つの心理的な支えにもなるかも知れません。
筆者のように会社を退社した者にとっては、「名刺に堂々と書けることは何か」 は非常に重要なことです。
筆者は中小企業診断士ですが、「一級知的財産管理技能士」という名称は、他の診断士の方との差別化をアピールする上で役立っています。また、弁理士の方と面会する際にも自分が知的財産管理についての一応の有識者であることがすぐに伝わりますので、コミュニケーションをとる上で便利に感じることもあります。
「一級知的財産管理技能士」という名称で、知財戦略コンサルティングの分野でご活躍の方もおられます。もちろん弁理士資格と両方取得されておられる方も多くおられます。また、関東経済産業局が公表している 知財戦略コンサルティング活用事例集では一級知的財産管理技能士の方が企業に勤務されておられながらも、中小企業等の知的財産経営を支援するプロジェクトのメンバとしてご活躍されていることが紹介されています。
1級を取得された方がそれをどう活かすのか、それぞれの方が工夫されることだと思います。
なお、企業や大学などの知財関係者の求人の応募者の条件として、「知的財産管理技能検定1級取得者が望ましい」といった旨のものも見かけるようになりました。知的財産管理技能検定1級の合格者は、就職や転職においても有利といえるかも知れません。例えば名古屋大学では 知財管理・技術移転を担当するリサーチ・アドミニストレーター募集要項
において募集人材の条件として、「学位或いは、弁理士資格、知財管理技能士1級の国家資格を有すること」としています。
いわゆる知財コンサルの方であれば、例えば経産省の「知財人材データベース」等の専門家登録をする際に、「1級知的財産管理技能士」であることは有利に働くことでしょう。

資格取得を意味・意義のあるものとできるかどうかは、ご本人次第です。
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1級合格に求められるスキルとは、結局のところ何なのか?
試験の出題分野からいえることは、知財管理の上級者としての素養、バランスのとれた実務能力、幅広く豊富な専門知識・・・といったところでしょうか。
1級を目指す努力を払うなら、弁理士を目指した方が得ではないか、と考える方も多いのではないかと思います。国家資格「一級知的財産管理技能士」 は名称独占資格ですから、何ら業務上の許可が得られる特典はありません。
筆者が思うところ、1級に合格するためには、「知財管理」の知識やスキル以前に、損得勘定に囚われないチャレンジ精神、情報収集力、情報分析力、企画力、計画立案・実行力、目標管理能力、そしてあきらめずに努力する能力が必要と考えます。
何分、試験情報も専門教材も限定的であり、資格スクール等の専門教材や専門講座やその分野で定石として知られている勉強方法に忠実に学習をしているだけでは合格することが難しい試験ですので、マークシート方式の試験(学科試験)でほぼ合否が決まる試験であることからは評価されにくい、知財分野にとどまらない汎用的な業務上のスキルも有していることが求められている試験といえるのではないでしょうか。
合格を果たせば、知財管理の知識やスキルだけでなく、前述の資質や能力を有する者であることの、一応の客観的な証になるのではないでしょうか。
筆者は、1級合格を目指す方を微力ながらも応援したいと考えております。1級に挑戦される方が、ご自身の見識や判断もまじえながらこの「合格マニュアル」で提供させて頂く方法論や要習得事項(問答集)をうまくご活用して頂ければ、きっとよい結果につながるものと考えております。
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企業の知財人材育成において、1級受験の推奨は有用か?
前述のとおり、実務的には2級の内容が1級よりも遭遇する機会が多いと感じます。1級試験は、難易度を保つため、どうしても「落とすための試験」というものになってしまいます。企業における知財人材の育成としては、まずは2級を推奨し、2級合格者には1級挑戦を推奨するものであるといいと思います。
企業によっては、知的財産管理技能検定の1級よりも、弁理士を推奨する方針であるというところがあると聞きます。それはそれでいいと思います。ただし、企業側としては、弁理士を取得した知財担当者が、特許事務所等に転職してしまう可能性も考慮した方がいいと思います。
その点、知的財産管理技能検定1級は、企業における知財管理業務のスキルを磨くものですので、それだけで転職するという方は多くないと思います。
なお、率直に申し上げて、1級試験が年に2回行われていた頃の試験問題にはあまり高品質とは思えない問題も散見されました。最近は、高品質かつ実務的にもなったと感じます。以前は、選択肢の白黒がはっきりしすぎでいるものが多かった感があります。
最近は、3つまたは4つの選択肢を相対的に判断して正答を見抜くもの、つまり考えさせる問題が多くなりました。実務においても、白黒がはっきり判断できる事項は多くないと思います。また、特許専門業務に関しては、特許調査に関する問題も垢ぬけしてきましたし、経営に資する知財戦略とは何か?を扱う問題も充実してきた印象があります。
このため、企業において知財管理の管理職クラスの方が挑戦するには適した資格試験になったという印象があります。
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知的財産管理技能検定は、いつ(日程)、どこ(試験会場)で受験できるのか?
試験の日程、次回の試験日、会場などにつきましては、知的財産研究教育財団様の年間実施予定を参照下さい。
※知的財産管理技能検定とは
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知的財産推進計画と知的財産管理技能検定
政府(知的財産戦略本部)が公表している「知的財産推進計画2017」によれば、知的財産管理技能検定に関して次のように記載されています。
”知的財産に関する国民の理解の向上を図るため、啓発活動を推進するとともに、例えば知的財産管理技能検定など、知財関連資格の取得を推奨する。”
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知財人材スキル標準と知的財産管理技能検定
知財人材スキル標準(version 2.0)が平成29年4月に公表されました。知的財産管理技能検定はこの知財人材スキル標準に準拠して設計されているそうですが、「version 2.0」が公表されたことにより、知的財産管理技能検定の出題範囲が変更になるそうです。
平成30年7月の試験から新出題範囲が適用になるということですが、試験対策として知財人材スキル標準に目を通しておく必要はないでしょう。
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知的財産管理技能検定 1級特許専門業務テキストについて

当社の「国家検定 知財検定 1級 合格マニュアル(特許専門業務)」を最初の試験対策教材としてご利用されることを、おすすめ致します。
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知的財産管理技能検定 1級コンテンツ専門業務テキストについて

当社の「国家検定 知財検定 1級 合格マニュアル(コンテンツ専門業務)」を最初の試験対策教材としてご利用されることを、おすすめ致します。
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知的財産管理技能検定1級ブランド専門業務テキストについて
知的財産管理技能検定1級「ブランド専門業務」用のテキスト・合格マニュアルの作成時期等の質問を頂いておりますが、試験問題、受験者数等を踏まえた上で検討する考えです。
現時点では、スケジュール等につきまして何もお伝えできる状況ではございません。
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知的財産管理技能検定1級 実技試験
知的財産教育協会からは、知財検定1級の実技試験については、次のような情報が適用されています。
まず、筆記試験と口頭試問があります。
(1)実技試験の筆記試験について
筆記試験は、記述式の試験です(事例問題2題・小問計5問)。
「試験室A」において実施され、解答用紙に解答する試験時間は20分を想定しています。ただし問題の長さによって毎回変わりうるそうです。
知的財産教育協会からの公式な情報ではありませんが、これまでの実施実績では、1級実技試験の記述方式は、基本的には正誤判断の問題です。
各設問について、課題が「ある」または「ない」を答えとして記入するだけの簡単なものですので、マークシートとほとんど違いはありません。
(2)実技試験の口頭試問について
口頭試問は、別室「試験室B」で行われます。
筆記試験の試験問題に関する技能検定委員との質疑応答を行います。
そして、
①業務上の課題の 発見
②解決策とその理由付
③説得力
の観点から総合的な知的財産管理(特許専門業務/コンテンツ専門業務/ブランド専門業務)に関する技能の評価を行うとされています。
試験時間は、第1題に関する質疑応答が約4分、第2題に関する質疑応答が約6分、計約10分です。
なお、1級実技の口頭試問においては受験者がどのようなお人柄であるとか、受験の動機、実務経験がどのようなものであるかといったことが問われるものではありません。
設問に関して問われるだけです。
合格マニュアルのユーザー様で、学科試験の合格のご連絡を頂けた方、すなわち「合格者の声」としてメッセージをお寄せ頂きました方には、実技試験情報(PDFファイル)を無料で進呈しております。
当日の緊張感が伝わる生々しい内容で、実技試験対策として有効だったと、ご好評を頂いております。
→ 「実技試験体験記」(コンテンツ専門業務)
1級 コンテンツ専門業務の実技試験対策の参考用です。
→ 「実技試験について」(特許専門業務)
1級 特許専門業務の実技試験対策の参考用です。
※知的財産管理技能検定1級の実技試験(合格率・勉強方法・口頭試問)について
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知的財産管理技能検定1級 試験対策講座
知的財産管理技能検定1級の試験対策講座は、資格スクール・予備校などいくつかの事業者で行われています。
知的財産教育協会が認定している試験対策講座もあります。
ただし、知的財産管理技能検定1級で合格するためには、独学の部分が大切だろうと思います。
また、知財検定は国家検定なのですから、試験主催者が認定している講座とはいえ、次回の試験内容を知ることができるものではないはずです。
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知的財産管理技能検定1級 キーワード リンク集
※本リンク先のテキストや参考書、講座等は、特に弊社からのおすすめ、という意味ではありません。
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