技能検定制度(国家検定試験)とは

 知的財産管理技能検定を含む、技能検定制度は、厚生労働省が管轄しています。

 技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニング、そして知的財産管理など全部で126職種の試験があります。
 試験に合格すると厚生労働大臣より合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。
 知的財産管理技能検定1級の試験に合格すれば、「一級知的財産管理技能士」と名乗ることが国から認められます。

 都道府県職業能力開発協会が実施する職種が111あり、民間の試験機関が実施する職種が15あります。
 知的財産管理技能検定も後者の15種に含まれます。

民間の指定試験機関一覧

 知的財産管理技能検定は、民間の機関である、一般財団法人知的財産研究教育財団が実施しています。
 以前の「一般社団法人知的財産教育協会」より名称変更されました。
 「知的財産教育協会」は、現在では一般財団法人知的財産研究教育財団の一組織という位置づけです。

 余談ですが、知的財産教育協会は、「知的財産アナリスト」という資格試験を行っています。
 当社の「合格者の声」にメッセージを頂きました、知財検定1級合格マニュアルのユーザー様の中にも、その方が「知的財産アナリスト」であるとのご連絡を頂く場合がございます。
 「知的財産アナリスト」は、現時点では民間の資格です。
 「知的財産アナリスト」という名称は、一般財団法人知的財産教育協会の登録商標です。
 当財団が規定する所定の講座を受講し試験に合格するなどの条件を満たせば、「知的財産アナリスト」と名乗ることが、商標権者である、一般財団法人知的財産研究教育財団よりライセンスされるという仕組みです。
 一般的な民間資格ビジネスは、このような商標ライセンスの仕組みを用いています。

 知的財産管理技能検定も、以前は「知的財産管理検定」と称した、民間の資格試験でした。

知的財産管理技能検定1級の合格のために