知的財産管理技能検定1級の合格のために(勉強方法)

知的財産管理技能検定1級 テキスト・過去問

本ページのコンテンツ (合格のために・勉強方法)

【ニュース】2018年1月12日掲載
 第28回試験(2017年11月)の合格者数などのデータ(知的財産教育協会)が公表されました。
 1級特許専門業務の申込者数は607名、合格者数は33名でした。
 合格率(=合格者数/申込者数×100%で計算)は、5.4%と過去最低でした。第28回試験は、合格率で評価しますとこれまでで最も難易度が高い回ということになりました。
 そうした厳しい状況の中、「合格者の声」としてメッセージをお寄せ頂きました方の数が合格者数に占める割合は、これを書いております時点ですでに過去最高となり、割合としては、合格マニュアルユーザーの方には躍進して頂きました。

第29回 知的財産管理技能検定 は、2018年3月11日(日)に実施されました。
  特許専門業務の実技試験と、ブランド専門業務の学科試験が行われました。
  結果発表は2018年4月23日の午後の予定ということです。

第28回 知的財産管理技能検定 は、2017年11月12日(日)に実施されました。
  特許専門業務の学科試験と、コンテンツ専門業務の実技試験が行われました。


「合格マニュアルだけ勉強して合格できますか?」というご質問について
知財検定1級を取得して、知財業務の専門家として活躍する
知的財産管理技能検定が求める人材像
知財検定1級の出題範囲
知財検定1級の試験の特性を理解する
学科試験は、知識問題と読解問題に分類できる
「ロングテール」の知識事項を習得しなければならない
知財検定1級の学科試験における合格点の目安
知的財産管理技能検定1級の試験対策テキスト・問題集
過去問だけでは、知財検定1級は対策できない
1級の合格者はどのように学習したのか?
Aさんの合格体験談は、Aさんだけのものでしかない
1級の試験対策として何をすべきか?
いかにして学習範囲を絞り込むか?
いかにして学習計画を立てるか?
いかにして進捗具合を把握するか?
いかにして自分のモチベーションを維持するか?
受験者に立ちはだかる3つの壁
次回の試験で合格を果たすと、心に決める
くさびを打つ
不合格の体験をお持ちの方へ
単純ミスが絶えないという方へ
あと1問、正答数を上乗せすることに執念を燃やす
「合格マニュアル」を手にしても、使いこなせないという方へ
知的財産管理技能検定 1級 実技試験対策を「楽しみに」
知的財産管理技能検定1級の過去問について

知的財産管理技能検定1級合格率

 1級合格マニュアル 特許専門業務

 1級合格マニュアル コンテンツ専門業務

 知的財産管理技能検定1級 受験情報

「合格マニュアルだけ勉強して合格できますか?」というご質問について

 ときどき、「合格マニュアルだけ勉強して合格できますか?」というご質問を受けます。

 この質問に対して歯切れよくお答えすることは難しいです。
 もちろん、合格を勝ち取って頂くために必要かつ十分な内容を志向して制作しております。また、合格された方から「合格マニュアルだけ勉強して合格できた」という旨のコメントも多く寄せられています。

 しかしながら、知財検定1級に合格できるかどうかは結局はご本人の「合格しよう」という意思次第です。

 パナソニック創業者の松下幸之助氏が講演でダム経営の話をした際に聴講者から「どうすればダム経営ができますか?」と聞かれ、「まずはダム経営をしようと思うことですな」という旨の回答をした(この言葉に、稲盛和夫氏は衝撃を受けたそうです)という有名なエピソードがあります。

 「合格マニュアルだけ勉強して合格できますか?」というご質問をされる方に対してましては、率直なところ「合格しよう」という意思がまだ弱いのではないかと感じることが多いです。

 知的財産管理技能検定2級まででしたら、市販の教材を2、3冊しっかり習得すれば合格できると言えますが、1級はそんなレベルではありません。
 
 1級に合格しようという思いが強くなければ合格を勝ち取ることは難しいと思います。
 反対に、合格しようという思いを強く持たれている方には、合格への道が開けると思います。

 なお、合格マニュアルユーザーの方には、「合格メソッド(PDF)」など「お客様専用Webページ」のコンテンツを通じて合格マニュアルだけでなく、弁理士試験の教材や特許庁等が公表している資料類を併用して勉強されることをお勧めしています。
 書籍形式のものだけで、実務能力が簡単に身につくわけではありませんので、INPITの「IP・eラーニング」を活用することなどもお勧めです。
 1級に合格できる素養・マインドをお持ちの方であれば、このようなことを弊社からお伝えするまでもなく、ご自身で工夫・努力して取り組まれることなのだろうと思います。

 「合格者の声」に寄せられたメッセージのうち、ラクして合格できたというメッセージではなく、相当な努力を重ねて合格を勝ち取ったという方のメッセージを是非、ご参考にして下さい。


いかにして自分のモチベーションを維持するか?

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知財検定1級を取得して、知財業務の専門家として活躍する

1級知的財産管理技能士の合格証


 例えば知的財産管理技能検定1級(特許専門業務)の試験に合格しますと、国家資格「一級知的財産管理技能士特許専門業務」と名乗ることができます。
 三級は教養レベル、二級は実務者として習得しておきたいレベル、そして一級は難易度が高い、専門家のレベルというところでしょうか。

 知財経営研究社に1級の合格のご連絡 をして頂いた「合格マニュアル」のユーザーの皆様は、「一級知的財産管理技能士」として、企業や法律事務所、特許事務所、公的支援機関など各所でご活躍されています。

 経産省では、「知財人材データベース」を構築し、知財人材を必要とする方と知財の専門家とのマッチングを行っています。

知財人材データベース知的財産管理技能検定


 この「知財人材データベース」には、弁理士の方はもちろん、知的財産管理技能士1級、2級の方も多く登録しています。筆者もそうですが、中小企業診断士も42名登録されています。
 平成29年12月6日現在、41名の一級知的財産管理技能士の方が登録しています。二級知的財産管理技能士の方も43名登録されています。弁理士は288名です。知財技能士と弁理士は総じて増加傾向にあるようです。
 「知的財産管理技能士1級」であれば堂々と知財業務の専門家を名乗ることができるでしょう。

一級知的財産管理技能士と知財人材データベース


 このデータベースに登録しておけば直ちに就職において有利になったり仕事の紹介を頂けるものではありませんが、ときどき交流会などが催され、筆者もときどき参加をしております。

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知的財産管理技能検定が求める人材像

  知的財産教育協会様によれば、「知的財産管理技能検定 」のレベル設定および試験範囲は、経済産業省「知財人材スキル標準」に準拠しているとされています。

 ただし試験対策としてはこの「知財人材スキル標準」を読んでおく必要はありません。

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知的財産管理技能検定1級の出題範囲

 出題範囲につきましては、知的財産教育協会様の「試験科目及びその範囲」に掲載されています。

 ただし、ここでの掲載内容だけではまだかなり抽象的な感がありますので、実際の試験問題をざっと眺めてみることが知財検定1級の出題範囲を実感をもって把握する上で手っ取り早いと考えます。

 知的財産教育協会様が公開しております 「過去問題」をご参照下さい。

 学科試験だけでなく、実技試験の問題も公表となっています。これから知的財産管理技能検定1級に挑戦するかどうか検討されている方は、試験対策教材を購入する前に、まずこの実際の試験問題をチェックされるとよいでしょう。

 なお、知的財産管理技能検定の試験範囲やレベルは、経済産業省が作成した、「知財人材スキル標準」に基づくとされていますが、試験対策としましては、この「知財人材スキル標準」を見ておく必要は全くありません。

知財検定1級の過去問レビュー(特許専門業務
 知財検定1級の過去問レビュー(コンテンツ専門業務

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知的財産管理技能検定1級の試験の特性を理解する

知的財産管理技能検定1級の学科試験(特許専門業務)


 知的財産管理技能検定1級試験は学科試験と実技試験 から構成されています。
 1級の合格率 としては、総じて学科試験が10%程度の難易度の高い試験であるのに対して、実技試験は大半の受験者が合格しています。

 従いまして、知財検定1級で合格を勝ち取るためには、学科試験を攻略することがカギとなります。

 学科試験は、45問中、80%以上正答することが合格基準です。1問1点と見立てれば満点(45点)に対して36点以上が合格点となります。

 これだけ出題範囲が広い試験で、正答率80%をクリアすることはもちろん容易ではありません。しかし、1級の学科試験はマークシート方式ですので、全く分からない問題が出題されても、解答自体はできます。
 つまり、1級学科試験の攻略のカギは、いかにして正答確率を高めることができるか、ということです。

 マークシート方式ですので、それなりに試験の対策をすれば、全く歯が立たないということはありません。

 案ずるより産むが易し、です。

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学科試験は、知識問題と読解問題に分類できる

 筆者の見方ですが、知的財産管理技能検定1級の学科試験の問題は大きく2つに分類できると思います。

 1つは、「知識問題」です。これは、特定の知識に照らして判断すれば選択肢の適否判定ができる問題です。
 見方を変えれば、特定の知識を習得していなければ、適否判定ができない問題です。

 そして2つめが「読解問題」です。各選択肢の適否判定をするためには、与件文をじっくりと読みこまねばならなかったり、考えさせられたりする問題です。契約書などを素材にした問題に、この「読解問題」系の問題が多い印象です。

 実際には、これらの要素が単独で存在したり、混合して存在したりする場合がありますが。

 総じて「知識問題」は短時間で解答できるものが多く、「読解問題」の解答には時間を要するものが多いです。
 1級学科試験では、時間が足りずに問題を解き残してしまうということが起こります。特に特許専門業務では時間的に厳しい場合が多い印象です。

 従いまして、この1級学科試験の攻略方法としましては、「知識問題」を素早く解くことで「読解問題」のための時間的余裕を作ることが重要となります。

 準備段階においては、「知識問題」系は対策がしやすく、「読解問題」系に対する対策は行いにくいと感じられる受験者の方が多かろうと思います。

 「読解問題」では、落ち着いて読み解く時間さえあれば、与件文などに散りばめられた手掛かりから正答の選択肢を見抜ける場合が少なくありません。
 つまり、特段の準備をしなくても、試験当日に落ち着いて対処すれば攻略できるものがあるのです。

 従いまして、繰り返しになりますが、1級学科試験の攻略方法としましては、「知識問題」を素早く解くことで「読解問題」のための時間的余裕を作ることが重要です。

 準備段階においても、「知識問題」を攻略できるようにすることが重要です。
 知識問題は、特定の知識を習得していなければ、適否判定ができません。

 「知財検定1級合格マニュアル」の問答集も、基本的には「知識問題」を対象としたものです。
 試験対策の準備に十分な時間がとれない、という方は「知識問題」系の対策だけはしっかり行っておくことをお勧め致します。

 「合格者の声 」にメッセージを寄せて頂きましたユーザー様の中には、「知識問題」を素早く解くことで「読解問題」のための時間的余裕を作るという「作戦」について、次のようなコメントをして頂いております。

※「合格者の声」の抜粋(特許専門業務)
 当日の試験時間ですが25分ほど余りました。じっくり見直しをする余裕がありました。
 貴社から教えて頂いた作戦通り、合格マニュアルの問答集のお陰で知識問題を手早く解答できたお陰です。
 また、時間が十分あったお陰で「読解問題」は1つも取りこぼしはありませんでした。
 また、過去問を何度も解くことにより、問題パターンにも慣れたのだと思います。

※「問答集」は、知財検定1級試験に合格するために習得すべき知識事項を記載した 「暗記カード」のようなものです。
 問答集は正確には「一問一答」式ではありませんが、それに近いものとイメージして頂ければいいかも知れません。「一問一答」のような正誤反対問題だけでなく、穴埋め問題も多く採用しています。
 合格マニュアルにおけるメインコンテンツです。

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「ロングテール」の知識事項を習得しなければならない

 知財検定1級試験は、合格率 が10%程度の難易度に保つように設計されていると考えられます。

 このため、過去に出題された事項や、誰もが重要と考えるような知識事項を習得しているだけでは、合格レベルに達することができないと心得るべきです。

 実務における重要性や遭遇のしやすさも、出題される可能性も低いような、いわば「ロングテール」に位置付けられるような知識の習得にも取り組む必要があります。

知的財産管理技能検定1級試験対策ではロングテール領域を


 ヤマを張るような勉強方法はお勧めしません。

 重要と思われるような事項は2級の試験範囲であり、その領域だけ勉強しても2級として完璧になるだけで、1級の対策としては甚だ不十分です。

 とはいえ、マイナーな知識事項への恐怖感から、そこばかり対策することはお勧めしません。

 合格マニュアルの「合格メソッド」では、そのあたりの考え方をご紹介しています。

 また、合格マニュアルの問答集では、「ロングテール」の知識事項もしっかりとカバーしております。

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知財検定1級の学科試験における合格点の目安

 1級学科試験では、45問のうち36問正答することが、原則的な合格基準(合格点)です。

 私は、「自信を持って解答できた数が30問程度になること」が合格レベルの目安だと考えております。

 自信をもって解答できた30問が全て正答だとしますと、残りの15問で、まぐれ当たりを含め、6問の積み増しができれば、合格に必要な正答数である36問に達するということになります。

 準備段階においては、「知識問題」系は準備がしやすく、「読解問題」系に対する準備は行いにくいと感じられる受験者の方が多かろうと思います。
 「合格マニュアル」の問答集も、基本的には「知識問題」を対象としたものです。「読解問題」は、試験本番において、解答時間さえ割り当てられれば何とかなるケースも多く、試験対策の準備に十分な時間がとれない、という方は「知識問題」系の対策だけはしっかり行っておくことをお勧め致します。

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知的財産管理技能検定1級の試験対策テキスト問題集

知的財産管理技能検定1級 特許専門業務 のテキスト

国家検定 知財検定 1級 合格マニュアル(特許専門業務)

知的財産管理技能検定1級 コンテンツ専門業務 のテキスト

国家検定 知財検定 1級 合格マニュアル(コンテンツ専門業務)


 知的財産管理技能検定1級 につきましては、一般の市販教材(テキスト・問題集)はほとんど出ていないようです。

 特許専門業務であれば、以前は、知的財産教育協会様 監修の「国家検定 知的財産管理技能検定 1級(特許専門業務) 学習の手引き【改訂版】」がありました。今は絶版となっているようです。
 過去問題集は、株式会社アップロード様から販売されているようです。試験対策講座もあるようです。

 知的財産管理技能検定1級の通信講座のようなものは見当たりません。
 1級は、独学で攻略する必要があるということです。

 コンテンツ専門業務に関しては、ガム出版株式会社様というとことから教材が出ておりました。ガム出版株式会社様は廃業されたとのことですが、本書と内容が同一であろうものはネットでは入手できるようです。しかし、その後、著作権法などが改正されていますが、本書は暫く改訂はされていないようです。
 合格マニュアルではより広く、入念に出題事項をカバーしておりますので、まずは合格マニュアルをご利用頂くことをお勧め致します。

 なお、むやみに教材をかき集めますと、下の写真のようになってしまい、かえってモチベーションを維持することが難しくなってしまいます。

知的財産管理技能検定1級試験対策テキスト


 これは実際に筆者が2009年3月に行われた1級(特許専門業務)の受験準備のために用意した専門書等の一部です。
 当時は1級は過去問が非公開で、受験しても問題冊子の持ち帰りができませんでしたので、知財検定1級は本当に対策しにくい試験でした。

 教材の選定は、効率、費用、モチベーション管理の面でも、「合格マニュアル」を最初にご検討頂くことをお勧め致します。

 「合格者の声 」のコメントもご参考にしてください。

1級合格マニュアル 特許専門業務

 1級合格マニュアル コンテンツ専門業務

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過去問だけでは、知財検定1級は対策できない

知的財産管理技能検定1級は過去問だけでは対策できない


 知的財産管理技能検定2級や3級であれば、過去問だけ解いていれば、あるいは合格できるかも知れません。

 しかし、知的財産管理技能検定1級の学科試験対策としては、過去問だけでは対策できないと心得るべきです。

 知財検定1級の学科試験では、毎回、初めて出題される事項が大半を占めているためです。

 皆様が受験する回でも、多くは過去に一度も出題されたことのない事項が問われるものとなることでしょう。
 2級と1級の対策のしやすさは、全く違います。

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1級の合格者はどのように学習したのか?

 知的財産教育協会様が過去(1級としては特許専門業務しかなかった頃)に行ったアンケ-トによれば、知財検定1級合格者の勉強方法としては、書籍による学習を基軸としながらも、社外講習、実務研修などを組み合わせている傾向が伺えます。
 このアンケートでは合格者(特許専門業務)の100%が弁理士学習経験者であることから、1級試験と弁理士試験と重複する箇所は弁理士試験の教材を用いて学習されていることが当然ながらも推察できます。

 また、知的財産教育協会からは、1級合格者の声なるものが公表されております。
 
 弊社に寄せられた、「1級合格者の声 」で紹介されている勉強方法・学習方法もご参考にしてください。

 ただし、短期間で合格できたというようなコメントは、真に受けて自分もあやかりたいなどとは思わないほうがいいでしょう。

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Aさんの合格体験談は、Aさんだけのものでしかない

 皆さまの知人のAさんが、知的財産管理技能検定1級試験に合格された方だとします。

 そのAさんが、どのような勉強方法・試験対策方法をとったのか、勉強時間や試験対策期間がどの程度だったのか、気になりますね。

 しかしながら、Aさんのの合格体験談は、Aさんだけのものでしかないと心得るべきです。
 Aさんがあまり努力せずに合格を果たした、ということを言っている場合は特にそうです。
 1人またはたった数名の方の合格体験談だけでは、サンプルとして少なすぎます。
 また、本当は努力した方であるのに、「いやあ、全然勉強する時間がなくてね」などと話すことはよくあることですね。

 Aさんが、「知財検定1級は、1ケ月も勉強すれば合格できるよ」、とか、または反対に、「最低2年はみっちり勉強しなければならない」というようなことを言われたとしても、それはAさんの私見に過ぎません。

 知的財産管理技能検定1級の合格率は数%~20%弱のレンジで変動しますし、Aさんが正答した問題には、カンで解答したものがまぐれ当たりで正答になっただけのものも少なからず含まれているはずです。

知的財産管理技能検定1級特許専門業務の合格率の推移


 そして何より、Aさんと皆さまでは準備状況が違いますし、皆さまはAさんではありません。
 1級を受験される方は、ご自身にあった合格方法を考えるべきです。

 なお、合格体験記を参考にするならば、当社の「合格者の声」をご参考にして頂ければと思います。

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知財検定1級の試験対策として何をすべきか?勉強方法

 どのような資格・検定試験の対策でも共通すると思いますが、効率的・効果的な勉強方法を考えるには、まずは試験の特性を知ることがスタートになると思います。専用教材が豊富に流通しているようなメジャーな資格の場合には、受験者自身はこのことをあまり意識しなくても、専用教材がナビゲートしてくれる形になっているため専用教材に従って勉強していけばいいのでしょうが、知的財産管理技能検定1級はそうはいきません。
 まず、知的財産管理技能検定試験としては最も難易度の高い1級試験で、独学で合格を目指すという覚悟を決める必要があります。

 受験する方が自ら学習計画、作戦を練って臨む必要があり、この作戦の立て方によって試験の合否以前にモチベーションを維持して勉強を続けることができるかどうか(試験当日に、 検定会場に行き着くことができるか)が決まるといえます。
 なお、合格マニュアルでは、「合格メソッド(合格方法)」を、ユーザーの方がご自身の勉強方法を考える際の参考としてお示ししています。(お客様専用Webページより、ダウンロードできるようにしております)


 前述した「試験の特性」とはまず、①どのような分野・事項が出題されるのか?ということと、②どのような試験問題でそれが問われるのか?、を挙げることができます。
 そして、試験対策としてはその分析結果に基づいて、いつまでに何をどのように行っていけば合格できるか?のシナリオを具体化して実行することです。

 一発合格、短期合格を目指さなくてもよいという方は、マイペースで勉強し、受験経験を積みながら自分なりの合格作戦を立てればいいのでしょうが、当社の【合格マニュアル】が目指すところの 一発合格、短期合格を実現するためには学習効率を初めから相当高いレベルに持っていくことが必要であり、それなりに工夫が必要です。
 勉強方法の確立のための試行錯誤の時間をいたずらに費やしていては、短期合格はおぼつかないものとなってしまうでしょう。

 なお、知的財産管理技能検定3級や2級であれば講座もいくつかあるようですが、資格試験の挑戦が初めての方であっても独学で合格を果たして頂けるものです。

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いかにして学習範囲を絞り込むか?

 知的財産管理技能検定1級 の試験範囲を把握すると、その範囲が極めて広いことに気づきます。
 この、試験範囲の広さこそが、1級の難易度の高さの象徴です。

 国内特許関連だけでも大変なのに、さらに数ケ国分の特許制度を勉強しないといけないのか、と気が遠くなる方もおられることでしょう。
 試験範囲をカバーするであろう一般書籍を集めて積み上げてみると、そのボリュームに圧倒されてしまい、戦意喪失ということになりかねません。

 しかし、実際に学習すべき試験範囲は、1級試験の特性を知ることでかなり絞り込むことができます。いかにうまく絞り込んで学習効率を上げるか、が自分のモチベーションを維持する上でも極めて重要と考えます。

 「 合格者の声 」にて、合格マニュアルのボリュームが予想より大きかったとコメントされる方がおられますが、合格マニュアルでは必要かつ十分なレベルを志向して、学習範囲を絞り込んでいます。

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いかにして学習計画を立てるか?

 知的財産検定1級試験に初めて挑戦される方にとりましては、1級の合格までに何をどれだけ行う必要があるのかが分からない状態で始めることに なりますので、学習計画を立てることは容易なものではありません。

 だからといって、闇雲に勉強を進めるだけでは一発合格・短期合格の実現はおぼつかないものとなってしまいます。
 「こうすればいけるはず」と大雑把にでもサクセスシナリオを作り、進みながら修正していくことが肝要だと考えます。
 知財経営研究社の【知財検定1級 合格マニュアル】では、「合格メソッド」において、自分なりの学習計画を立てる方法について提案しております。

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いかにして進捗具合を把握するか?

 これが実は非常にやっかいな問題となります。
 つまり、何が習得できていて、何が習得できていないのか、一度は習得したつもりだが、忘れてしまっていないかをどのように確認するか?という課題です。

 1級試験対策は、通常は一般書籍や無料で入手できる各種の電子ファイルドキュメントも教材として利用することになりますが、これらは専門の試験対策教材とは違い、前述の確認作業がし易いようには作られていないのです。
 従いまして、この課題を解決しないと、特に試験直前期になって混乱に陥ることになりかねません。当社の【合格マニュアル】が暗記事項を問答集形式に整理している目的の多くはここにあります。

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いかにして自分のモチベーションを維持するか?

 筆者の経験からは、知的財産管理技能検定1級 の受験に対してモチベーションを維持するためには、無理のないレベルの努力で、合格できそうだという実感をつかむことではないかと考えます。

 筆者も初めは学習方法に関しては相当に試行錯誤をしました。後で思えば効率的でない時期を過ごしたものですが、その頃は正直、モチベーションが上がらない状態でした。
 しかしその後、【知財検定1級 合格マニュアル】で推奨するような方法に集約していく過程で合格できる自信が湧いてきたのですが、それに付随してモチベーションも上がってきました。

 我ながら現金なものだと思いますが、まさに「報われると思えれば意欲も上がる」というものでした。

 初心によるモチベーションを第1弾ロケットとすれば、「受かるかも知れない」と実感がわくことによるモチベーションは第2弾ロケットです。
 合格マニュアルをご利用頂き、少しでも早く第2弾ロケットに点火することが肝要です。

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受験者に立ちはだかる3つの壁

 これまで述べていることと、若干重複しますが、知的財産管理技能検定1級に挑戦される受験者の方にとって、クリアしなければならない壁が3つあると考えております。

 まず1つめの壁は、何をしたらいいのか分からないことによる、勉強のスタートが切れないという壁です。
 この壁をクリアするために、【合格マニュアル】の活用をご検討下さい。合格するための方法論のご紹介と、ほとんどの出題領域を「あとは覚えるだけ」にした問答集を用意しております。勉強方法に迷ったならば、ひたすら問答集を習得されることをお勧め致します。まずはとにかく歩み出すことです。

 2つめの壁は、習得しなければならないことが多すぎる、と感じられることによりモチベーション維持が難しいという壁です。
 知的財産管理技能検定1級試験は、やはりかなりの難関ですので、合格するのは楽なことではありません。
 「簡単に合格できた」という方もおられるでしょうが、その方は恐らくは、弁理士試験の勉強の経験があるなど、すでに相当なバックグラウンドを築いておられる方であることでしょう。
 【合格マニュアル】の問答集もかなりのボリュームがありますので、全て習得することは容易なものではありません。まずは、ご自身で重要と思う事項を選びながら飛ばし飛ばしに取り組むことでも構いません。そして苦痛に耐えて、学習を進めて下さい。
 やがて「このまま続ければ合格できるかも知れない」という実感が湧いてくるはずです。それでモチベーションに火を付けて、第2の壁を是非ともクリアして下さい。そうすれば、「合格できるかも知れない人たち」への仲間入りを果たすことができるでしょう。

 そして3つめの壁が「確率の壁」です。合格圏内に到達しても、ある程度の幸運、すなわち勘でしか解答できなかった問題が単純計算による確率を相当上回ってくれる幸運がないと、36問の合格ラインを超えるのが難しい、という壁です。
 この壁をクリアするためには、やはり十分な量の知識を身に付けることが欠かせません。マイナーな事項であると思われる事項を素材とした問答集も繰り返し読み解いて、「知っていれば解ける問題」を着実に得点源にし、なおかつ、短時間で解答できるように訓練することで、「読解問題(じっくり読み解けば解ける問題)」のための時間的余裕を作ることです。
 【合格マニュアル】は、少々運が悪いくらいでも正答数36問を下回らないレベルに達することを志向しております。

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次回の試験で合格を果たすと、心に決める

知的財産管理技能検定試験の風景


 知的財産管理技能検定1級試験はかなりの難関といわれていますが、受験する以上は、その回で結果を出すことを決意すべきだと思います。
 初めて挑戦する方は、「一発合格」を目指すべきです。
 再受験の方は、次回にて必ずリベンジを果たす、と考えるべきです。

 どの方であっても自分の心には、向上心に溢れる自分と、甘えや妥協を許す自分がいるのではないでしょうか。

 「いつかは合格する」という考えを持つと、自分の心の中に生じる妥協や甘えと常に葛藤し続けることになってしまうことでしょう。

 そしていつの間にか、「甘えや妥協を許す自分」が発する、「資格をとっても役に立つとは限らない」といったような囁きに屈してしまうかも知れません。
 「向上心に溢れる自分」は、合格したその先をも見据えていたにも関わらず、です。

 「今は忙しくて勉強時間を作れないが、状況が変われば挑戦しよう」、と考えてしまえば、その方は、いつまでも「忙しい」状況が心の中で続いてしまうかも知れません。

 その場合には、「通勤時間のときだけ勉強して、必ず1級の合格を果たす」と考えてみてはいかがでしょうか。
 合格マニュアルは、通勤時間のような細切れの時間を用いて勉強できることをコンセプトに制作しています。
 例えば、「合格者の声」(コンテンツ専門業務)にメッセージをお寄せ頂きました方からは、次のようなものがございます。
 ”合格マニュアル(特にアドバンスト編)に掲載されている問題を何度も繰り返し解いて、自分の知識とすることを念頭において学習を進めて参りました。通勤電車の中や日常の細切れの時間を最大限に有効活用しました
 ”1級はテキストもなく途方に暮れる中で、わずかな情報をたよりにたどり着いたのが合格マニュアルです。通勤の車内、休日等に取組み、今回合格することができました

 向上心に溢れる自分と、甘えや妥協を許す自分とのせめぎ合いにおいて、どちらの自分が勝つでしょうか?
 前者の自分を勝たすことができる方は、一級知的財産管理技能士の地位を早々に得ることを含め、いろいろなことを成し遂げる方なのだろうと思います。

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知的財産管理技能検定試験の会場となった東京大学

 

くさびを打つ

 「退路を断つ」といったら大げさですが、受験を決めたらくさびを打つ、すなわち後戻りしづらい環境に自分を追い込むことも、知的財産管理技能検定1級の合格を果たすために有効かも知れません。

 「くさびを打つ」ことの具体例としては、次のようなものがあります。

 ①知的財産管理技能検定1級の受験申込みの受付が始まったらすぐに申し込み手続を済ませてしまう
 なお最近は知的財産教育協会から公表されていませんが、1級試験は受験申込みをしても当日キャンセルする人の割合が知財検定の2級や3級に比べてやや高いようです。
 申し込んだはいいけれども、準備ができなかったという方も多いかも知れませんが。

 ②自分の周りの人に、受験する(合格を目指す)ことを宣言してしまう
 これに加え、試験直前期に有給休暇を取得すると宣言しておくという手もあります。
 自己啓発目的であれば、忙しい方であっても有給を取得しやすいかも知れません。
ブログやツイッターなどで宣言するという手もあります。
 さらに、できれば仲間(ライバル)作りをするといいと思います。仲間どうしで学習進捗度合いを公表し合うと、とても刺激を受けます。

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不合格の体験をお持ちの方へ

 不合格の体験をお持ちの方は、ご自身が受験した試験を含め、過去問のレビューはされておられますでしょうか? 
 知財検定1級学科試験の合格の目安 は、前述のとおり、45問中、30問を自信を持って正答できるようになることです。

 学科試験で不合格の体験をお持ちの方は、おそらく2回分以上の過去問をお持ちだと思います。
 ご自身において、「自信を持って正答」すべきものがどれであったか、レビューされることをお勧め致します。
 
 そして、
 ①「自信を持って正答」できたはずの問題だったにもかかわらず失点してしまった原因は何で、どうすればそれを克服できるか?
 ②より多く「自信を持って正答」できる問題を積み上げるためには何をすべきか? 
 を考えて頂ければと思います。 

 合格点をとれなかった要因の1つとして、考えさせられる問題(=解答所要時間が長めになる問題)でつまづいて、時間をロスし、冷静さを失ってしまうことがあります。
 程度問題こそあれ、毎回、数問で時間をロスしたり焦りが生じたりする局面が予想されます。
 これを克服するような学習プログラムを検討されることもお勧めします。
 例えば契約書や明細書には日頃から慣れておき、自分で模擬問題を作ってみるとか、知的財産管理技能検定2級の問題集を超短時間で解く練習をするとか、弁理士試験の過去問でも、短めに時間を設定して解いてみるとか、そうしたことも有効かと思います。
 
 インプットだけでなく、アウトプットの勉強もぬかりなく取り組まれることをお勧め致します。

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単純ミスが絶えないという方へ

 単純ミスで合格点に達しないことは、悔しいものですね。

 対策として日ごろから、自分がどのようなミスをしやすいのか、把握しておくといいと思います。

 単純ミスをしましたら、それがどのようなミスであったのかを書き出し、リストにしておくといいでしょう。
 そして試験本番でそうしたミスをしないように、試験直前にもそのリストに目を通すといいと思います。

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あと1問、正答数を上乗せすることに執念を燃やす

 これは、特に試験の直前期に心得ておきたいことです。

 ご存じのとおり、知的財産管理技能検定1級の学科試験では1問の差というものが大きく影響します。

 得点を横軸にとり、その得点をとった受験者の人数を縦軸にとれば正規分布に近いグラフを描くことができるでしょう。

 そのグラフをイメージすれば分かることですが、余裕をもって合格する人と、ギリギリの正答数で合格する人の人数は、後者のほうが多いのです。

 さらに、36問正答で合格する人と、35問正答で不合格となる人の人数は、統計学的には後者のほうが多いのです(下図)。

知的財産管理技能検定試験の合格者数


 試験の直前期に合否のボーダーラインにいる方は、残り時間の使い方で成否を分けることになるでしょう。

 自信のある方もそうではない方も「自分はボーダーラインにいる」と念じてあと1問、正答数を上乗せすることに執念を燃やし、最善を尽くされるとよいでしょう。
 
 当社には、「合格者の声」をお寄せ頂いておりますが、実はあと1、2問足りなくて不合格だったというユーザー様からご連絡を頂くことも多いのです。

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「合格マニュアル」を手にしても、使いこなせないという方へ

 合格マニュアルを入手しても、使いこなせないとお感じの方におかれましては、次のようなご利用方法をお試し頂いてはいかがかと思います。
 これは、合格マニュアルを再購入頂きましたユーザー様からの実際のお問い合わせと、そのやりとりに基づくものです。

 まず、お客様専用Webページの、「学科試験ショートコメント」をご参照下さい。2017年版であれば、「第25回試験」のコメントが掲載されています。
「お客様専用Webページ」とは?

 それぞれの問について、「関連問答」を記しております。
 その「関連問答」の箇所を合格マニュアルでご確認頂き、まずはその内容をしっかりと習得(暗記)して下さい。

 次に、その問題を解いてみて下さい。
 これで正答を見抜けるか、選択肢を相当程度絞り込むことができるはすです。
 先に解答を読んでから問題を解くようなものですので、正答できて当たり前と思われるかも知れません。
 しかしながら、「知識問題」は全て、この要領で正答を見抜くことができるようになります。

 まずは、第25回試験の、「関連問答」を完璧にこなしてみて下さい。

 そして、第25回試験を合格レベルに達するまで、繰り返し解いてみて下さい。
 これで気づいて頂きたいことは、多くの問題は、何等かの知識を持っていれば、意外なほどに簡単に正答を見抜くことができるということです。

 つまり、合格マニュアルでカバーしてある知識を習得すれば、知識問題であれば、ほぼ正答を見抜くことができるようになる、ということが実感できるようになると思います。

 それができましたら、合格マニュアルの問答で、過去に出題された問題と関連ありとされているところを優先的に習得して下さい。
 特にアドバンスト編は、まずは過去問と関連のあるところを優先的に習得されるといいでしょう。

 これがマスターできましたら、過去の出題内容であれば、知識問題ならばほぼ正答を見抜くことができるようになります。

 そして、残りの問答は、次回の試験で出題されるかもしれないと考えて、できるだけ習得するようにして下さい。

 合格マニュアルを習得する、過去問を解く、ということを繰り返し、繰り返し行ってみて下さい。
 過去に出題されたことのない事項は、次回の試験において出題されるかも知れない、と考えて臨んでみて下さい。

【本アドバイスに対する、ユーザー様の反応】
 先日は合格マニュアルの効果的な活用方法について、ご教示いただき、ありがとうございました。
 さっそく、お客様専用Webページの「第25回ショートコメント」のところを見てみました。
 各問題についての分析(コメント)があり、とても参考になりました。
 また、それに対する合格マニュアルの該当箇所もわかるようになっていて、次の試験に向けて取り組みやすいと思いました。
 このアドバイスどおり、順序立てて勉強して行こうと思います。


※「お客様専用Webページ」で提供しております。「合格メソッド」も、是非、ご参照頂ければと思います。
 いかにしてご自身のモチベーションを上げるか?ということにも触れております。

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知的財産管理技能検定 1級実技対策を「楽しみに」

 学科試験対策では、どうしても「詰め込み」的な学習も必要になろうかと思います。学科試験を突破した暁、すなわち知的財産管理技能検定1級の実技試験対策ではには、こういう勉強をしよう、ということを思い描き、それを楽しみに学科試験対策の苦痛を乗り越えて頂きたいと思います。

 もちろん、実技試験でも学科試験の知識がベースになりますから、【知財検定1級 合格マニュアル】を復習されることも方法ですが、消化不良のままとなっている事項の復習をする、専門書を何冊も通読してみる、などいくらでも好きなように勉強できるわけです。
 
 ただし、実技への対応方法は戸惑うものかも知れません。
 実技試験の勉強方法に迷って時間を無駄にするようであれば、実技対策としては学科試験の復習をしっかりと行うようにすればいいでしょう。
 合格マニュアルの問答集の正誤判断における「誤り」は、知財検定1級実技試験の「課題がある」に相当します。
 学科試験対策との違いですが、実技対策では「課題がある」理由を、声に出して簡潔に答える訓練を行うことをお勧め致します。

 合格マニュアルのユーザー様で、学科試験の合格のご連絡を頂けた方には、実技試験情報(PDFファイル)を無料で進呈しております。
 当日の緊張感が伝わる生々しい内容で、実技試験対策として有効だったと、ご好評を頂いております。
 → 「実技試験体験記」(コンテンツ専門業務)
 → 「実技試験について」(特許専門業務)

知的財産管理技能検定1級実技試験合格率勉強方法口頭試問)について

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知的財産管理技能検定1級の過去問について

 知的財産管理技能検定試験が始まった当初は、1級試験の過去問は一切非公開でした。現在では、過去1年に実施された過去問が知的財産教育協会から公開されています。また、市販の過去問とその解答・解説書のようなものもあるようです。

 過去問を解くことは、必ず行って頂きたいことです。過去問によって、出題傾向を知ることにもなります。
 しかしながら、過去問題だけを完璧にマスターしても、それだけでは合格レベルに遥かに及ばないでしょう。
 毎回、過去に一度も出題されたことがない事項の問題が出題内容の大部分を占めているためです。

  これに対応すべく、合格マニュアルでも、過去に出題されたことがない事項がその多くを占めています。反復学習で、出題されうる事項をしっかりと習得して頂くことをお勧め致します。

 ただし、注意事項もあります。
 過去問を何度も解くことは重要ですが、当日の試験は過去問の傾向とは異なるものである可能性が高いと心得ておいてください。
 余りにも過去問に慣れすぎますと、当日の試験問題が思うように素早く解けず、焦りを生じさせることになってしまうことがあることにご注意下さい。


 下記では、過去問の解説というほどのものではありませんが、知的財産管理技能検定1級の過去問がどの出題分野でどのような問題であったかについて簡単なコメントを記しています。出題傾向などのご参考にしてください。

知財検定1級の過去問レビュー(特許専門業務)
 知的財産管理技能検定1級 特許専門業務 過去問 対策問題

 知財検定1級の過去問レビュー(コンテンツ専門業務)
 知的財産管理技能検定1級 コンテンツ専門業務 過去問 対策問題

 私(知財経営研究社代表)は以前、「知的財産管理技能検定1級試験に合格する方法」と題したセミナーを行ったことがあります。
 それはまさに、本Webページでお伝えした内容です。
 1級に挑戦される方にご参考にして頂ければと存じます。

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