奥田百子先生の新著の書評

 以前、知財経営研究社のYahooブログで紹介した件ですが、著名な弁理士でおられる奥田百子先生の新著「知的財産関係 条約基本解説」(法学書院)の書評を書かせて頂きました。


 

 奥田先生は「国際特許出願マニュアル」(中央経済社)など、数多くの著書を執筆されており、書店の知財関連図書コーナーに行きますと奥田先生のいくつもの著書を目にします。
 特許翻訳の第一人者としてもご活躍されています。

 奥田先生とは以前からとある会社を介した接点があり、今回の書評執筆のご依頼は奥田先生ご自身からお話を頂きました。

 書評を掲載して頂いたのは「受験新報」(法学書院)の2017年5月号ですが、これは司法試験の受験者用の専門誌です。

 ただし、本著「知的財産関係 条約基本解説」の主な想定読者は弁理士試験の受験者です。

 本著ではパリ条約、PCTなどの条約解説に絡めて、弁理士試験の過去問とその解答・解説が多数掲載されています。

 昨今、弁理士試験において、条約関連の重要度が高まっているそうです。

 国内における特許出願の件数が減少傾向にある中、PCT出願件数はやや増加傾向にあることなどを考えれば、弁理士が果たす役割はより国際的な業務にシフトしていくことが求められるということなのでしょう。

 条約関連を一式カバーしている著書は、とても貴重だと思います。


奥田国際特許事務所Webサイト


2017年06月05日